2023/03/02 17:00

ビンテージと言っても色々あります。

国ごと年代ごとに個性があるのも魅力だし、時間を経ることによって出来る風合いもまた良きです。
なんて頑丈なんだ!と思う靴もあるし、なんだこの技術は!と思うこともあります。


現代の方が技術や材料の豊富さは恵まれているはずなのに、ずーっと昔のビンテージ靴たちには勝てないような気がしてきます。
特に1950年代頃までのビンテージシューズはデザインも作りも面白いものが多いと感じます。
物資が限られている中で試行錯誤した執念というかパワーがこもっているように感じるし、一つ一つ手仕事で作っていることも魅了される要因なのかもしれません。

どこの誰が作ったかも分からないような、上手いか下手かとかも関係なくそんなこと飛び越えてドーンと心に響く靴たちが好きです。


大量生産のこの時代に、「無駄だからやめよう。」と省かれていったモノたちこそが、失ってはいけないモノだったように感じたりもします。昔はよかったなーうんぬんと面倒なことを言うのはナンセンスですが、自分たちが経験したワクワクするような靴づくりをしていけたらいいなーと思います。でもあの頃はまさか90年代がビンテージになるなんて思いもしなかったです。


さて、そんなビンテージのいいとこ好きなとこを集めてブヒなりに表現した靴たちをご紹介していきます。



1:バケッタレザーのパンチドキャップトゥ(26.5-27.0)


アッパーの羽根の切り替えやメダリオンの感じは、40-50年代のアメリカンビンテージのようなデザイン。
かと思いきや、踏まずの細さや底づけはビスポークな仕上げ。
カジュアルとドレスをミックスしてバランスをとるのがブヒらしさかなと思います。



2:ゴートスキンのパンチドキャップトゥ (26.0)

1950年代のアメリカンビンテージをイメージした靴です。
内羽根はデザインが豊富で面白いと思います。
コルクソールでアメリカンな仕上げ。バーガンディのアッパーにカーキの靴紐がいい感じです。



3:ゴートスキンのパンチドキャップトゥ (26.0)


羽根を奥まで繋いだデザインがビンテージらしい雰囲気です。
やっぱり1940年代ビンテージのイメージ。この時代のデザインは本当に面白いものが多いです。



4:フランキーのウィングチップ (26.0)


これも1940年代のイメージ。
ウィングチップのデザインはフェイク。ビンテージの靴たちは遊び心があるデザインも沢山あります。
なんでこんな風に作ったのかしら?と考えるのもビンテージの楽しみの一つかもしれません。


5:ゴートスキンのサイドゴアボタンブーツ(25-25.5)


ビンテージと言えばボタンブーツ。
でも現代人は忙しいのでパッと履けるようにサイドゴアにしています。
ボタンも外せますよ。ジャンパーホック仕様です。バチっ!と留めるやつです。





また今後もビンテージなスタイルの靴たちは作っていきたいなーと思っています。

ありがとうございましたー。